WiMAX2+ HOME01を使ってみた

わしの仕事は色々な仕事を掛け持ちしているけど、その一つがパソコン教室の講師。と言っても、特定のパソコン教室に属しているのではなく、公民館などで行われる教室に出張で行う講師の方だ。
こうした教室において昨今とても困るのが「ネット回線の有無」。

殆どの場合、公民館に限らず公的な施設の会議室や集会施設ではネット接続出来る環境なんて用意がないし、あったとしても勝手に使わせてはくれない。
しかし一方で、パソコンはWindows7の頃から常時ネット接続しているのが動作として当たり前の状況になっている。つまり機器としての常態と教室として使用する場所の現状が乖離しているのが問題になる。

今までこれを解決する方法は色々考えて来たけど、2019年はこれで行こう、とめどを付けられる機器が入手出来たので、これをレビューしようと思う。
WiMAXホームルーター HOME01だ。

HOME01とは?>

HOME01とは2018年暮れに販売開始した宅内据置用のWiMAXルーターだ。
本体内にWiMAX回線とau 4G LTE回線への接続機能を持ち、2.4GHzと5GHzのWi-Fi接続、1000Mbpsの有線LAN接続2口を備え、トータルで22台のデバイスをネット接続させる事が可能になる。
大きさは70mm X 155mm X 100mm。潰れた円筒形と言う感じでカバンに入れて持ち歩くのにはいい感じの大きさ。ACアダプタも大きからず小さからず。
下りで最大440Mbps、上りでも75Mbpsが可能とある。

<前のモデル Speed Wi-Fi Home L01/L01S>

WiMAXでは2017年からSpeed Wi-Fi Home L01と言うやはり宅内据置用のルーターを販売していた。こちらはWi-Fiと有線LANを使って合計42台のデバイスがネット接続出来るというもので、実は我が家にはこのL01と後継のL01Sが合計3台もあったりする。

同じものを3台持っても、って思うかもしれないけど、実はL01にはau経由で販売するHWS31MWAとUQ経由で販売するHWS31MWUがあり、L01Sはau経由のものだとHWS32MWA、UQ経由のものはHWS32MWU、と言う事になる。
我が家にあるのは31MWA、31MWU、32MWAの3台だ。

このL01、実はSIMフリーであり、内部に入れるのはauのLTE用SIMカードではなくとも、docomo系のMVNOのSIMでも通信が可能なのである。
なので、我が家にあるL01にはこれまでdocomo系MVNOのピクセラモバイルとかU-Mobile、au系MVNOのmineo、イオンモバイル等を色々入れて教室で使ってきた。

確かに通信そのものはこれらのSIMカードを介して出来たのだけど、思った程スピードは上がらなかった。総じて下り3~5Mbps程度、10Mbpsも出れば御の字、と言う程度なのだ。1台2台のPCで使っている分にはまぁそれでも問題ないのだけど、5台、10台とデバイス台数が増えると途端に満足な通信速度は得られない事になってしまう。正直これでは扱いにくい。

そしてもう一つ問題なのがその大きさと形状だ。
L01/L01Sはともに、直系93mm X 高さ180mm の円筒形をしている。据置で使う分には問題ないのだけど、わしの様に出先で使う=そのためにカバンに入れて持ち歩く、に際してはこの円筒形の形状はなんともおさまりが悪い。
重量も450gとややどっしりした印象がある(HOME01は338gなので約100gほど軽い)。

<Try WiMAXで実力確認>

ことほど左様に、多くの受講生にネット環境を提供出来る機器、ではあるけど、MVNOでの使用には聊か行き詰った感のあるL01/L01Sだったのだけど、WiMAXで使用するにはどうにも気が引けた。それは自宅周辺のWiMAXの通信環境がちょっと弱いからだ。

我が家の周辺はWiMAXのWebサイトで利用エリアを調べるとWiMAX2+ 440Mbpsの速度が出るエリア、となっているのだけど、庭先にあるわしの仕事小屋(プレハブ作りの6畳間)ではWiMAXの電波が殆ど掴めない。電波を掴む為には2階に上がり、西向きに空いている窓に向けないといけない、と言う程、条件が悪いのだ。
教室を行っている九十九里の公民館でも以前auのWiMAXルーターで教室をやってたけど、これも置く場所や向きによって感度が変わってしまい事もあり、思った程の速度は得られなかったので、WiMAX2+になった昨今でもこの状況はどうなのか、と思いあぐねていた。
しかし2018年年末、思い切ってTry WiMAXを申し込み、2+の実力を測ってみようと思った。

Try WiMAXは以前から行われているWiMAXルーターのお試し使用サービスだ。申し込みをすると当該機種を2週間無料でレンタルしてもらう事が出来る。その上で実際に使用してみて通信速度や使用感を試す事が出来る。
そこでL01S(32MWU)を借り、これを九十九里の公民館や東京のコワーキングスペースで実際に使用してみた。

その結果は20Mbps前後の速度が出る、結構早い通信環境が使えるものだった。教室でも使用してみた限り、6台のPCと数台のスマホを使ってもまぁまぁの速度が出るもので、これなら教室用に使っても問題ない、と思うに至ったのでした。

<HOME 01とL01/L01Sを比較する>

HOME01とL01/L01Sは機能的にはおよそ同じと言っていい位に通った性能を持っているが、後発のHOME01が優れている点の一つに「WiMAXハイパワー」と言う機能がある。

これはWiMAX基地局とHOME01の間の通信速度を70%向上出来る機能、とされている。つまりこちらの様な田舎であってもau 4G LTE回線を使ったHS+Aモードに頼らずに高速通信が出来る、と言う事になる。WiMAXハイパワーのないL01/L01Sの場合、Try WiMAXでレンタルした機器を使ってもWiMAX回線での通信は十分には行えず、結局au回線を使う事になってしまったのだが、WiMAXハイパワーならその心配も低そうだ。

そこで思い切ってBroad WiMAXでHOME01を契約する事にした。最悪WiMAXハイパワーの効果が薄い様なら契約開始から8日以内の解約をすれば、とも考えて。

1月8日に物が届き、9日の教室にいきなり実践投入してみた。

まず、HS+Aモードに設定して起動させる。
当然だが、この状況では電波感度も最高になり、Chromeのスピードテストでも30Mbpsに迫る速度が出る。

次に背面のモード切り替えスイッチを操作してHSモード、つまりWiMAX回線だけで通信してみる。

電波感度を示すランプは一気に1つだけになり、感度は大分下がった事が伺えるが、しかし通信自体が途絶する様子はない。

再びChromeでスピードテストしてみると、30Mbpsには届かないまでも25~8Mbps程度の速度が出ている。L01/L01Sとは比べ物にならない程の速度だ。
これなら6台のPC+複数台のスマホが同時にネット接続しても、十分にweb閲覧や動画視聴が可能だ。
実際、これを介してFacebookに投稿した今年の元旦に撮影した初日の出の動画を視聴したけど、HD画質で大画面テレビ一杯に動画再生する事が出来てる(途中で速度が落ちたのか、フレームレートが落ちたけど)。

この結果を受け、今年からの出先教室用のネットワーク回線はこのHOME01を使ってみようと思う。別所で使っているL01もこれに変えようかしら。

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